DATUM

尺貫法 換算 — 尺・寸・間をセンチとメートルに

1尺 = 10/33 m = 30.303 cm。尺・寸・分・間・丈・町・里とメートル法を分数のまま換算します。建築の曲尺と和裁の鯨尺、京間と関東間で長さの違う柱割の1間も切り替えられます。

1尺は 10/33 メートル、30.303 cm です。30.3 に丸めた値ではなく分数のまま計算し、尺・寸・分・間・丈・町・里とメートル法を相互に換算します。建築の曲尺と和裁の鯨尺、京間と関東間で長さの違う柱割の1間も切り替えられます。

センチメートル
メートル / ミリメートル
尺寸分の読み
間(6尺)
町 / 里
柱割の1間で何間
フィート / インチ

1尺は 10/33 メートル、30.3 cm はそれを丸めた値です。メートル法に合わせるときに 1尺 = 10/33 m と決まったので、センチに直すと 30.3030… で小数が止まりません。1寸はその十分の一で 3.0303 cm、 1分は 3.0303 mm です。現場の物差しは 30.3 cm 刻みで、この丸めが効いてくるのは 12尺(3636 mm)でも 0.4 mm 足らずですから、材を1本引く分には問題になりません。困るのはそこではなく、 三尺六寸を 110 cm と読み替えたときです。三尺六寸は 109.1 cm で、差は 9 mm あります。 建具の見込みや背板の納まりでは、その 9 mm が入りません。

尺には曲尺と鯨尺の二系統があります。建築・木工で使うのは曲尺で、1尺 = 30.303 cm。 和裁・呉服で使う鯨尺は曲尺の1尺2寸5分にあたり、1尺 = 25/66 m = 37.879 cm です。同じ「一尺」という言葉で 2割5分違うので、寸法書きがどちらの尺で書かれたものかを先に決めないと、換算した数字はどこにも合いません。 図面に出てくる尺は曲尺、反物や着尺の寸法は鯨尺、と考えてまず外れません。このページは上の切り替えで どちらの尺を使うかを選び、選んだほうを表にも出します。間・町・里は曲尺の尺で定義された単位なので、 鯨尺を選んでも変わりません。

1間 = 6尺は定義ですが、木造の柱割で言う1間は地域で違います。単位としての1間は 6尺 = 1.8182 m で動きません。ところが在来工法の柱割では、京間(関西間)が柱の芯々で6尺5寸 = 1.9697 m、 関東間(江戸間・田舎間)が6尺 = 1.8182 m を1間として組みます。同じ「四間の家」でも、京間なら 7.879 m、 関東間なら 7.273 m で、60 cm 以上違います。だから表の「間」の行は定義どおりの6尺で計算し、 柱割の行を別に立てて上の切り替えに従わせています。図面をもらったら、単位の名前ではなく 柱の芯々間隔の実寸で確かめてください。畳の寸法も京間・中京間・江戸間・団地間で別なので、 帖数から面積を出す話はこのページの範囲外です。

丈・町・里は同じ梯子の上と下です。1丈 = 10尺 = 3.0303 m、 1町 = 60間 = 360尺 = 109.09 m、1里 = 36町 = 2160間 = 3927.3 m。距離の里は町の積み上げなので、 四キロと覚えていると 1里につき 73 m ずれます。丈は建具や造作より材木の長さや反物で見かける単位です。 なお、このページが扱うのは長さだけです。坪と帖は面積で、尺から面積を出すには 何を1辺に取るかを決めなければならず、その決め方が地域で違うので別のページにしてあります。

1尺 = 10/33 m(= 30.3030… cm)を基準にしています。1寸 = 1/10 尺、1分 = 1/10 寸、 1丈 = 10尺、1間 = 6尺、1町 = 60間 = 360尺、1里 = 36町 = 2160間。これらの比は尺貫法の梯子そのもので、 このページは丸めずに分数のまま計算し、表示のときだけ位を落としています。 鯨尺は曲尺の1尺2寸5分にあたるものとして 25/66 m = 37.8788 cm を使いました。和裁で通用している値で、 建築の図面には出てきません。柱割の1間を6尺5寸に取るのは京間の慣行であって法令ではないので、 値は固定せず、上の切り替えで選ぶ入力としてあります。 フィートとインチは国際フィート 1 ft = 0.3048 m、1 in = 25.4 mm によります。これは米国 National Bureau of Standards の Refinement of Values for the Yard and the Pound(24 FR 5348、1959年7月1日発効)で 定められた値で、出所は米国側にあります。輸入材や 2×4 の規格書と突き合わせるときはこの尺度です。 面積の坪・帖はこのページでは扱いません。

計算例

三尺六寸の建具は何センチですか。

  1. 1尺 = 10/33 m なので、3尺6寸 = 3.6尺 = 36/33 m = 1.0909… m です。
  2. センチに直すと 109.0909… cm、ミリでは 1090.9 mm になります。
  3. 110 cm ではありません。差は 9.1 mm で、建具の見込みや背板の納まりでは入らない大きさです。
  4. 3.6尺は 0.6間、0.36丈にあたります。ここまで曲尺での話で、鯨尺なら同じ3尺6寸が 136.4 cm になります。

109.091 cm、1090.9 mm。曲尺での 3尺6寸で、0.6間にあたります。図面でキリのよい 110 cm に丸めると 9.1 mm 大きくなります。

このページの 4 個の計算値は 2026-09-08 に実際のブラウザで実行し、別に算出した期待値と一つずつ突き合わせています(サイト全体で 2079 値、168 個の計算機)。

よくある質問

1尺は何センチですか。

30.303 cm です。1尺 = 10/33 m なので割り切れません。現場で言う 30.3 cm はこれを丸めた値で、12尺(3636 mm)でも差は 0.4 mm 足らずですから材を引く分には出ません。効いてくるのは三尺六寸を 110 cm と読み替えたときで、正しくは 109.1 cm、差は 9 mm あります。和裁の鯨尺なら 1尺は 37.879 cm で、別の単位です。

1間は何メートルですか。

単位としての1間は 6尺 = 1.8182 m です。ただし在来工法の柱割で言う1間は地域で違い、京間(関西間)は柱の芯々で 6尺5寸 = 1.9697 m、関東間(江戸間)は 6尺 = 1.8182 m を1間として組みます。四間の家なら 7.879 m と 7.273 m で 60 cm 以上違うので、図面は単位の名前ではなく柱の芯々間隔で確かめてください。